牛は
山の神様が
育てる
牛と、人と、
土地のあいだに。
放牧で絆を育てる
牧場「Legame」
岡山の山あいで、牛たちが風をまといながら、
ゆっくり草を食む場所があります。
イタリア語で「絆」を意味する Legame は、
牛と人、土地と未来をつなぐことをめざして生まれた放牧で絆を育てる牧場ブランドです。
竹の谷蔓牛や竹の谷蔓牛系和牛、経産牛を中心に、
私たちが選んだのは、効率だけを追い求めない
少頭数の完全放牧。
自然牧草と発酵飼料を活かした牛づくりで、
からだに
やさしく、背景の見えるおいしさを目指します。
※当サイトに掲載している写真は、主に赤磐牧場で撮影したものです。
岡山にルーツをもつ希少な系統の和牛
それが
「 竹の谷蔓牛」
(たけのたにつるうし)
竹の谷蔓牛は、黒毛和種の源流に連なる日本最古級の蔓牛として受け継がれてきた、きわめて希少な牛です。
私たちの牧場では、その尊い血統を守りながら、牛を山に放ち、草を食み、水を飲み、自然の循環の中で健やかに育てています。
竹の谷蔓牛は体は小さいですが、赤身主体で脂肪が少なく、旨みは深く、後味は驚くほど軽やか。たくさん食べても重たくなりにくく、ご年齢を重ねた方にも美味しく味わっていただけます。
草を命の糧に変え、山の恵みを肉の価値へと育てるその営みは、まるで錬金術のよう。竹の谷蔓牛は、おいしさだけでなく、日本の和牛の未来と地域の自然を守る挑戦でもあります。
蔓牛とは
優れた形質を受け継ぐ牛を選びながら改良を重ね、近親交配によってその特性を強め、安定して受け継がれるよう固定していった系統を「蔓」といいます。
そして、その系統に属する牛のことを、植物の蔓になぞらえて「蔓牛」と呼びます。
牧場紹介 (2026年4月現在)
赤磐青空牧場:
飼育頭数 約 40 頭・面積 32ヘクタール
新見竹の谷青空牧場(本場):
飼育頭数 約 4 頭・面積 20ヘクタール
年間出荷目標:30 頭
今夏、初出荷予定
Legameで育てている牛たち
竹の谷蔓牛
(たけのたにつるうし)

竹の谷蔓牛のオス1頭に対して複数のメス牛を掛け合わせ、竹の谷蔓牛を育てており、現在3頭の胎児が確認されています。
出産からおよそ3年をかけて育て、年間10頭ほどを安定してお届けできる体制づくりを進めています。
数は多くありませんが、その分、血統や育て方にも手をかけながら、竹の谷蔓牛ならではの物語と価値を、お肉を通じて伝えていきたいと考えています。
竹の谷蔓牛系和牛
(たけのたにつるうし系)

竹の谷蔓牛系和牛は、希少な竹の谷蔓牛の雄牛の血統を、一般牛に受け継がせて育てた和牛です。
竹の谷蔓牛純系ではありませんが、その系譜にある価値や個性を大切にしながら、一頭一頭に手をかけて育てています。
脂の軽やかさと赤身の旨み、その背景にある物語まで含めて、竹の谷蔓牛につながるおいしさをお届けしてまいります。
放牧黒毛和牛

子牛を産み終えた経産牛を中心に、黒毛和牛を放牧で育てています。
役目を終えたから終わりにするのではなく、放牧という形でもう一度ゆったりと育て直す。その中で生まれる味わいを、Legame の個性として育てていきます。
Blog
牛たちとの、日々の記録
Legame
3つの約束
Three Promises
1.完全放牧で、
牛本来のリズムを守る
Legame の牛たちは、広い牧草地で一日を過ごします。
歩き回り、横になり、草を食べ、また歩く。
本来の行動リズムを取り戻すことで、からだの負担が減り、
ゆるやかで自然な成長を促します。
放牧環境では、糞尿も土に還り、循環型の畜産をおこなって
おります。
牛にとっても、人にとっても、できるかぎり心地よい環境づくりを大切にしています。
2.自然牧草と発酵飼料を
活かした
「食べものづくり」
牧場に自生する牧草や野草を基本としながら、
きのこの栽培で使い終えた菌床木を活かして発酵飼料をつくり、与えています。
廃棄されてしまう素材に、もう一度いのちを通す。
そんな循環の発想から生まれた飼料です。
牛たちの健康を第一に考えた飼養管理は、そのまま私たちが口にするお肉の質にもつながっていきます。
3.クオリティに特化した
少頭数飼育
竹の谷蔓牛や竹の谷蔓牛系和牛、経産牛と共に、大量飼育は行わず、赤磐牧場と本場を合わせても現在の飼育頭数はおよそ約 45頭。一頭ごとの状態をきちんと見ながら、年間約 30 頭の出荷を目指しています。
竹の谷蔓牛については、年間 10 頭程度を安定して出荷できる体制づくりに挑戦中です。小規模だからこそできるケアと、ブランドとして胸を張れる品質。
この両立を、Legame は追いかけ続けます。
風と自然のにおい
循環型牧場へ
Circular Farm
一般的な牛舎での飼育では、どうしても糞尿がたまりやすく、強いにおいが立ちこめがちです。
Legame では、放牧地で牛たちが自由に歩き回ることで、糞尿が一点にたまりにくく、土と植物の中で自然に分解・循環していきます。
Farm to Table
牧場から、食卓へ
いつかレストランへ
Legame は、単に牛を育てて出荷するだけの牧場ではなく、いずれは「牧場の背景まで一緒に味わえる」
レストランや食の場づくりも見据えています。
どこで、だれが、どんな環境で育てた牛
なのか
どんな思想やこだわりをもって、ここに
お肉が届いているのか
そうしたストーリーまで含めて楽しんでいただけるような場を、岡山から少しずつかたちにしていきます。
Legame の牛たちが、みなさまの食卓に並ぶ日を、
どうぞ楽しみにお待ちください。
牛も、人も、土地も、無理をしない。
岡山の新しい放牧ブランドとして、
少しずつ歩みを進めて、
その中で生まれるおいしさを
お届けしたい。
それが
最期の夢人生で最期なら
好きなことをしたい。
だから私は
竹の谷蔓牛の育成を
始めました。
過疎化が進み、人の気配が少しずつ遠のいていく農村。
それでもこの土地には、変わらず息づく豊かな自然があります。
広がる大地に牛を放ち、命をつなぎ、子牛が生まれ、
やがて食へとつながっていく。
その営みの中で、人が暮らし、
未来へと続いていく。——
自然とともに生き、命を育み、
地域に灯りをともす。
持続可能で、明るく、希望にあふれた牧場をつくること。
それが、「青空牧場」です。
取締役会長荒嶋 弥寿夫